こういった質問にお答えします。
本記事はこんな方にオススメ- 22歳~25歳ぐらいでグラフィックデザイナーに興味がある方
- 第二新卒の方でグラフィックデザイナーへの転職を目指したい方
この記事は美大やデザイン専門学校に通った経験がない22歳~25歳ぐらいの方、第二新卒の方が未経験からグラフィックデザイナーになるために、就職・転職を成功させるにはどうすればいいのか?という記事です。
この記事を読めば、「今からグラフィックデザイナーを目指すには何から始めたらいいか」がわかりますよ^ ^
【20代・第二新卒】未経験からグラフィックデザイナーになるためには?【就職・転職を目指す方法】
まずは結論から。
美大やデザイン専門学校に通った経験がなく、20代や第二新卒からグラフィックデザイナーを目指しても遅くないです。ご安心ください。
なぜなら、今この瞬間は遅く感じるかもしれませんが、この先、5年、10年、15年とデザイナーをやっていった時に、数年の遅れなんて大したことないからです。
ただし、その状況からグラフィックデザイナーとして就職・転職するのは厳しい道のりです。
まずは厳しい現実を知った上で目指すことをおすすめします。
一般的なグラフィックデザイナーの目指し方
一般的にグラフィックデザイナーを目指す場合、高校卒業後に美大やデザイン専門学校でデザインを学び、会社に就職してグラフィックデザイナーになるのが王道です。
何年か経験を積んで他の会社に転職したり、フリーになったり、会社に残って役職が上がっていく人などに分かれていきます。
美大やデザイン専門学校に通った経験がなく、未経験からグラフィックデザイナーを目指すということは、その王道の人達と戦っていかなければなりません。
年齢的なハンデもあるし、王道の人達は若い頃からデザインを学んできているので基本的なスキルの差もあります。
もちろん王道の人達だってイマイチの人はたくさんいますし、学校に通わずグラフィックデザイナーとして活躍している人もたくさんいます。
あくまでも一般的な話として、美大やデザイン専門学校に通った経験がなく、未経験からグラフィックデザイナーを目指すということはそういった現実があります。
まずは厳しい現実を知っても「自分は本当にグラフィックデザイナーをやりたいのか?」を自分自身に問いかけてみましょう。
グラフィックデザイナーとして就職・転職するために必要なこと
グラフィックデザイナーに必要なことはたくさんありますが、今回はグラフィックデザイナーとして「会社に就職・転職するために必要なこと」をご紹介します。
1. Adobeソフトのスキル
グラフィックデザイナーのほとんどがAdobe(アドビ)のデザインソフトを使って仕事をします。
グラフィックデザイナーはAdobeのデザインソフトが使えないと仕事になりません。
グラフィックデザイナーが使う代表的なAdobeソフトが、「Illustrator」と「Photoshop」。
グラフィックデザイナーとして就職・転職を目指すなら、「Illustrator」と「Photoshop」のスキルは必須です。
まずは就職・転職を成功させるために、「Illustrator」と「Photoshop」の基本的なことは必ず覚えておきたいところです。
ひとまず基本操作を完璧にしましょう。最初から「あれもこれも」と焦ると挫折します。
「Illustrator」と「Photoshop」は、会社で働き出せば、どんどん使えるようになりますから。
まずは基本的なことを覚えることが大切です。
↓ Adobeのデザインソフトについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
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2. ポートフォリオ
ポートフォリオとは、自分の作品を相手に見てもらうためのいわば「デザイナーの自己紹介」のようなものです。
グラフィックデザイナーの就職・転職はポートフォリオで決まると言っても過言ではありません。
ポートフォリオを見れば、その人の実力はある程度わかっちゃいます。
「私、未経験だから…」という理由でポートフォリオがないのでは、就職・転職はまず無理です。
グラフィックデザイナーとして就職・転職を目指すなら、ポートフォリオは必ず用意しましょう。
ただ、ポートフォリオ作りって何からしたらいいのかわからなく、悩む人が多いかと思います。
ポートフォリオについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
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3. 基本的なデザインスキル
基本的に「デザインスキル」は仕事を始めてから身につけていけばいいと思います。実践が一番成長しますから。
ただ、「デザインの基本的なルール」や「色や書体などの基本」など、デザインに関する超基本的なことぐらいは覚えておかないと、就職や転職するのは難しくなるし、万が一就職や転職できたとしても、とても大変な思いや恥ずかしい思いをするので注意が必要です。
グラフィックデザイナーを目指す3つの方法
美大やデザイン専門学校に通った経験がない20代・第二新卒の方が、未経験からグラフィックデザイナーを目指す方法は3つ考えられます。
1. デザインスクールで学ぶ
2. デザイン専門学校で学ぶ
3. 独学で学ぶ
グラフィックデザイナーとして就職・転職するために必要な、「Adobeソフトのスキル」「ポートフォリオ」「基本的なデザインスキル」を身に付けることが目標になります。
1. デザインスクールで学ぶ
まず、1番現実的でおすすめなのが「デザインスクールで学んでグラフィックデザイナーを目指す」です。
授業料 | 20万円〜100万円 |
---|---|
期間 | 3ヶ月〜12ヶ月 |
デザインスクールなら、グラフィックデザイナーの就職に必要な「Adobeソフトの使い方」や「基本的なデザインスキル」を短期間で効率よく学べます。
また、通いでもオンラインでも働きながら学べるので、現在働いている仕事を辞めないで学ぶことができます。
そして何よりもいいのが、就職・転職についてサポートやアドバイスをしてもらえることです。デザインスクールを卒業すると、独学に比べて就職率が格段に上がります。
デメリットとしては多少費用がかかるところでしょうか。
デザインスクールを選ぶ際にやりがちな失敗
デザインスクールに通うなら、学校を決める前に「資料請求」や「無料説明会」「無料体験授業」などに参加してみましょう。
たまにスクールだと習い事感覚でパッと決めてしまう人がいます。
思い切りは大事ですが、お金がかかることですからちゃんと確認して、納得してから決めましょう。
いくつかの学校を検討して比べてみるのもいいかもしれません。
↓ おすすめのデザインスクールはこちら
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2. デザイン専門学校で学ぶ
あなたが22歳~25歳ぐらいなら「デザイン専門学校」に通うのも選択肢のひとつです。
授業料 | 100万円〜150万円(1年間) |
---|---|
期間 | 2年〜3年 |
数ヶ月程度で学べる「スクール」に比べて、「専門学校」だと2年〜3年。長い時間かけて基礎からじっくりデザインを学べるし、就職をより高い確率で目指すならアリかなと思います。
たまにデザインに関係のない大学に4年間通ってから、どうしてもグラフィックデザイナーを目指したいから大学卒業後にデザイン専門学校で学ぶ人もいたりします。
デメリットとしては、スクールより高い費用面になるかと思います。
専門学校の多くは「昼間コース」と「夜間コース」があります。「夜間コース」のほうが多少学費が安かったりするので、社会人なら「夜間コース」を検討してみるのもいいかもしれません。
おすすめのデザイン専門学校
» 桑沢デザイン研究所(実技試験あり)
» 東洋美術学校
3. 独学
やる気があれば「独学」でもグラフィックデザイナーを目指せます。
授業料 | 0円〜10万 |
---|---|
期間 | 数日〜12ヶ月 |
独学の場合、勉強方法としておすすめなのが、「本」と「Udemy」で学ぶ方法です。
「本」と「Udemy」を併用し、デザインとAdobeソフトの基本を身につけます。ポートフォリオに関しては載せる作品がないなら自主制作などで作成。並行して求人サイトに登録し、就職・転職を目指すのが一般的です。
独学のデメリットとしては、挫折率が高くなります。
基本的に一人で勉強をするので、モチベーションが続きません。モチベーションを保つ自信があるなら大丈夫ですが、自信がない人には独学はおすすめできません。
「本」と「Udemy」は少し高いランチぐらいの費用で始められるので、まずは「本」と「Udemy」はどんなものがあるのかをチェックしてみるのがいいかもしれません。
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↓ 独学の場合はAdobeソフトが必要です。Adobeソフトをお持ちでない方はお得な購入方法がありますのでチェックしてみてください。
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もしこれからパソコンの購入も検討しているなら、デザインの現場は圧倒的にMacが多いのでMacをおすすめします。
個人的におすすめなのは「MacBook Pro」の16インチ。デザインする上で画面サイズは16インチはほしいところです。
ノートパソコンなので持ち運べるし、自宅で作業する時はモニターに繋げれば、大きい画面でも作業ができます。
高い買い物になりますので、あまりMacに詳しくない人は、Apple Storeや電気店に行って、店員さんに色々聞いてから購入しましょう。
グラフィックデザイナーのやりがいと魅力をご紹介
これからグラフィックデザイナーを目指す人のために、グラフィックデザイナーのやりがいと魅力をまとめました。
1. 自分が作ったものが世の中に出た時
1つ目は自分が作ったものが世の中に出た時です。
チラシにポスター、パンフレット、ロゴ、パッケージなど、自分で作ったものを外で見つけたときは、グラフィックデザイナーになってだいぶ経ちますが、今でもうれしいもんです。
2. 依頼主の思いを形にできた時
2つ目は依頼主の思いを形にできた時です。
グラフィックデザイナーはアーティストではないので必ず依頼主がいます。
依頼主の「ああしたい、こうしたい」という思いを形にし、依頼主の悩みや課題が解決し、依頼主が喜んでくれた時はとてもうれしく達成感があります。
3. 好きなことを仕事にしていること
3つ目は好きなことを仕事にしていることです。
「絵を描くのが好きだから」「ものづくりが好きだから」など、好きの程度は人それぞれかもしれませんが、基本的にグラフィックデザイナーは好きなことを仕事にしています。
もちろん仕事ですから自分がやりたいことばかりではないけれど、基本的に好きなことを仕事にしているので仕事に対しての充実感があります。
グラフィックデザイナーの給料事情
一般的なグラフィックデザイナーの年代別平均年収データは次の通りです。
年代別の年収(一例)年代 | 平均年収 | 月収 |
---|---|---|
20~24 | 290万円 | 22.3万円 |
25~29 | 346万円 | 25.3万円 |
30~34 | 409万円 | 29.7万円 |
35~39 | 450万円 | 32.2万円 |
40~44 | 516万円 | 36.6万円 |
45~49 | 512万円 | 37.4万円 |
50~54 | 581万円 | 40.2万円 |
55~59 | 548万円 | 38.7万円 |
出典:求人ボックス
あくまでも平均ですが、グラフィックデザイナーの給料はどこのサイトも大体こんな感じです。
グラフィックデザイナーはスキル次第で給料がどんどん上がると思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
会社に所属するグラフィックデザイナーの場合は、他の職業と同じように年齢とともに給料が上がっていき、役職などつけば手当がつく感じになります。
私の経験上、大きい制作会社だからといって給料が高いわけでもなく(福利厚生はしっかりしていますが…)、少人数の会社のほうが給料が高い場合もあります。
フリーランスの場合は、自分の頑張り次第で稼げますので、あまり平均年収は気にしないほうがいいと思います。
↓ グラフィックデザイナーの収入事情については下記もご覧ください。
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まとめ
美大やデザイン専門学校に通った経験がなく、20代や第二新卒からグラフィックデザイナーを目指しても遅くはないです。
今この瞬間は遅く感じるかもしれませんが、この先、5年、10年、15年とデザイナーをやっていけば、数年の遅れなんて大したことないですよ。
ただし、就職・転職するのは厳しい道のりなので、しっかり覚悟と準備が必要です。
面接に何度落ちても諦めずに
もしあなたが面接で何回も落とされても、諦めずに続けることが大切です。
私は若い頃に20社以上落とされましたが、就職活動を諦めずに続けて、やっと引っかかった一社から頑張って今があります。
もし正社員での就職・転職に受からず行き詰まったら、最初はアルバイトや派遣などから始めるなど、正社員にこだわらなくてもいいかもしれません。
実際のデザインの現場で働けば、学校や独学で学ぶ何倍ものスピードで成長できます。
とにかくグラフィックデザイナーはアルバイトや派遣からでも、スキルを身につけることが大切です。
スキルさえあればなんとかなりますから。
今回は以上です。
ではまた!