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【ロゴデザインのコツ】ロゴデザインの「考え方と作り方」まとめ【初心者向け】

はな
ロゴデザインの「考え方と作り方」のコツを知りたいな

こういった悩みにお答えします。

本記事はこんな方にオススメ
  • ロゴデザインの「考え方と作り方」のコツを知りたい方
  • ロゴデザインが苦手な方
めがねんち
この記事を書いている私はグラフィックデザイナー歴約17年です。現在は印刷物のデザインとWEBデザインを中心にやっています。

私は仕事の中でロゴを作るのが1番好きです。

グラフィックデザイナーになって約15年。有り難いことに今までそこそこ大きな会社から個人のお店のロゴ制作に携わってきました。

この記事では、現役のグラフィックデザイナーだからこそ伝えられる、ロゴデザインを進めるために必要な「考え方と作り方」のコツをお伝えします!

【ロゴデザインのコツ】ロゴデザインの「考え方と作り方」まとめ【初心者向け】

【ロゴデザインのコツ】ロゴデザインの「考え方と作り方」まとめ【初心者向け】

まずは「ロゴ」とは何かを整理します。

ロゴタイプ (logotype) は、図案化・装飾化された文字・文字列のことで、団体名、商号、商品名、雑誌名、書名などを印刷・表示する際に使用される。ロゴと略すこともある。

引用元:Wikipedia

「ロゴ」には企業やサービス、ブランド名などを図形で表現した「シンボルマーク」部分と、社名や商品名などの文字を図案化した「ロゴタイプ」部分があります。

ロゴデザインで頼まれる時に多いのは「シンボルマーク」+「ロゴタイプ」を組み合わせたロゴだと思います。「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」はそれぞれ分けて、独立して使用する場合もありますので、ロゴを作る際は分けて使用することを意識しておきましょう。

あとは「シンボルマーク」はなしで、絵や図などの装飾を加えた「ロゴタイプ」だけのロゴの場合もあります。

「ロゴ」には企業やサービス、ブランド名以外にも、企業やサービス、ブランド名の○周年の節目に作る「周年ロゴ」もあります。

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ロゴデザインの「考え方と作り方」

ロゴデザインの「考え方と作り方」

基本的なロゴデザインの「考え方と作り方」を紹介していきます。

ヒアリングや情報収集

まずはクライアント側からしっかりヒアリングすることが大事です。

例えば「すっきりシンプルな印象にしたい」などのロゴのイメージや、ロゴの色ならコーポレートカラーや好きな色、避けてほしい色、あとはロゴの用途など、「クライアントがどんなロゴを望んでいるのか?」を掴むことが1番大事です。

もちろん自分でも「企業」なら理念や事業内容・ターゲットなど、「お店」ならジャンルやお店の雰囲気などの情報収集をしましょう。

ヒアリングや情報収集した内容をもとに、ロゴのコンセプトを整理しましょう。

必ず紙にラフスケッチ

これは良く言われてる事ですが、ラフスケッチは大事です。

いきなりパソコンだと決まった形しか描けないので、アイデアが狭まります。

最初は思いつく限り紙に描きましょう。どんなに恥ずかしい絵でも構いません。たくさん描いていると次第にまとまってきます。まとまってきたら、細部を綺麗に描いていきましょう。

参考になる本やサイトを見る

紙に描いていると、段々煮詰まってきます。自分の頭の中のアイデアの数なんてたかが知れてます。

そんな時は色々な先人たちが作ったロゴがまとまっている本やサイトを見てみましょう。自分が思いつかないような形や発想を見ると、アイデアが浮かんだりします。

あとはジャンルの違うデザインでも構いません。Webサイトのデザインでもいいし、インテリアデザインでもOKです。

としひこ
案外アイデアが閃いたりしますよ。

先人達が作った色々なロゴが掲載している本はこちらでご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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参考サイトの一例はこちら

Illustrator作業

私はしっかり紙で描いてからスキャンしてIllustratorでトレースしてやる場合と、頭の中に明確な完成のイメージがあるなら、さっと描いただけでIllustratorの作業しちゃいます。

「しっかり紙に描いてからじゃないとPCで作業してはダメ」と言う人がいますが、そんな細かいことは気にせずにケースバイケースで対応していいと思います。

ロゴタイプ文字部分)の作り方

ラフスケッチで描いたものをトレースをして、自分で作ったオリジナル書体がベストですが、既存の書体をアレンジする場合もあります。アレンジの場合はイメージに近い既存の書体を何種類か並べてベースとなる書体を決めましょう。

既存の書体でおすすめなのはAdobe Fonts。Adobe Fontsなら商標登録も可能なので安心して使えます。

ベースとなる書体が決まったら、バランスを変えたり、付け足したり削ったり、作り直したりしてイメージに近づけます。

たまにシンボルマークは良いのに、ロゴタイプが雑な人がいますが、ロゴタイプにもしっかり力を注ぎましょう。

上手くいかない時は、とにかく形にしてみる

アイデアが浮かばない時上手くいかない時は、時間だけが過ぎていきます。何時間もやっているのに1個もロゴが出来ない…めっちゃ焦りますよね。。

そんな時は不完全でもラフスケッチに固執せずに、とりあえずIllustratorで形にしてみましょう。

案外PCでしか描けない線や形から、アイデアが思いつく事があります。

また、ロゴは複数案出すことがほとんどなので、とにかく「とりあえず1案」を作ってみましょう。

1案完成していると精神的な安定が生まれるのでおすすめです^_^

完成したら一晩放置してみる

ロゴが完成したのに、「なんだかしっくりこない」場合は、時間に余裕があるなら一晩放置してみましょう。

次の日に見たりすると、「良く出来たと思ったけど意外にダサいな」とか「昨日は気に入らなかったけど、ここを直せば良いかも」みたいな、前日に気付かなかった事に気付いたりする事がありますよ。

追い込まれたらロゴのコンセプトは後付けでもOK

最初にしっかりコンセプトを決め、ラフスケッチして、Illustratorで作業して完成みたいな、ちゃんとしたプロセスでロゴが完成するのが理想かもしれませんが、現場のデザイナーは綺麗事ばかり言ってられない時があります。

とにかくロゴを作って、後から細かいコンセプトをこじ付けても、結果が全てですから全然OKだと思います。

おわりに:ロゴデザインの「考え方と作り方」に正解も不正解でもありません

いかがでしたか。ロゴデザインの「考え方と作り方」のコツをご紹介しました。

色々紹介しましたが、ロゴの作り方には正解も不正解でもありません。人それぞれ考え方や進め方は違います。

巷には色々なロゴデザインの「考え方や作り方」がありますが、それに固執しないほうがいいですよ。あくまでも参考程度にしましょう。

私も一時期、海外や日本の有名デザイナーさんのロゴの作り方に憧れ、「ロゴはこう作らなきゃダメ」みたいな時がありましたが、全く上手くいかず悩んでた時期がありました。

そもそも同じロゴデザインでも、有名なデザイナーの方々とは別物です。仕事の規模やプロセスが違いすぎるので、同じように真似しても上手くはいかないです。

ただ「デザイナーになったばかりの方」「これからデザイナーを目指す方」は、初めのうちは有名デザイナーの方々のロゴデザインの「考え方や作り方」などを見て、いいなと思ったことは取り入れてみてもいいかもですね。

色々やっていくうちに、自分なりのロゴデザインの「考え方や作り方」が見えてくると思います。自分の型だけでやると思考が狭まってしまいますから。

というわけで、今回は以上です。
ではまた!

おまけ

素晴らしいロゴをデザインするための45の法則

1. 3つ以上の色を使わない。

2. 絶対に必要というわけでないものはすべて除外する。

3. 文字はあなたの祖母でも簡単に読めなければならない。

4. ロゴとはっきり認識できなければならない。

5. ロゴにユニークな形やレイアウトを取り入れる。

6. あなたの親や配偶者がデザインについて思うことを徹底的に無視する。

7. 3人以上の人にロゴが魅力的に見えるかを確認する。

8. 有名なロゴの要素を使ってオリジナルだと主張しない。

9. どんな場合でもイラスト集を使わない。

10. ロゴは白黒でもかっこよく見えるべき。

11. 逆さにしても認識できること。

12. リサイズしても認識できること。

13. ロゴがアイコンやシンボル、テキストを含む場合、それぞれ良さが引き立つように配置する。

14. 最近のロゴデザインのトレンドを避け、時を超えていいデザインにしよう。

15. 特別なエフェクトを使わない。

16. 可能ならロゴを正方形の中におさめる。あいまいなレイアウトを避ける。

17. ディテールが複雑にならないようにする。

18. ロゴが違う場所や方法で掲載された場合を考える。

19. 大胆で信頼の持てるデザインにする。退屈で弱々しくなってはいけない。

20. 完璧なロゴを作ろうとしない。

21. シャープなビジネスにはシャープなラインを、やわらかいビジネスにはやわらかいラインを。

22. ロゴは表現するものと何らかの関係を持っていなければならない。

23. ロゴに写真を使わない。

24. プレゼンでクライアントを驚かさなければならない。

25. 2つ以上のフォントを使わない。

26. ロゴの要素は左・中央・右・トップ・ボトムのどこかに揃っていなければならない。

27. ロゴはかっちりしているべき。要素を引きずってはならない。

28. ロゴのアイディアを考える前に、誰がロゴを見るのかを知ること。

29. 新しいものよりも、常に機能的なものを選択する。

30. ブランド名が覚えやすいなら、ブランド名をロゴにすべき。

31. ロゴは鏡に映しても認識できなければならない。

32. 大きい会社であっても小さなロゴが必要。

33. 全員が仕事だけでなく自社のロゴを気に入っているべき。

34. たくさん作れば作るほど正しい答えにたどり着く。

35. 複数のプラットフォームで一定の見え方になっていなければならない。

36. ロゴは簡単に描けなければならない。

37. ロゴにキャッチフレーズを使わない。

38. PCで作業する前に、紙と鉛筆でアイディアを描いてみる。

39. デザインはシンプルに。

40. NIKEロゴのようなスウッシュや地球のシンボルを使わない。

41. 紛らわしいロゴであってはならない。

42. 表現したいことをストレートに表現していないといけない。

43. ロゴはバランスのある見た目でなければならない。

44. 明るいネオンカラーや暗くて鈍い色を使わない。

45. ロゴは上記のルールをすべて守っていなければならない。

引用元:https://www.creamu.co.jp/blog/design/2008/10/45.html

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