こういった疑問にお答えします。
本記事の内容• グラフィックデザイナーになるために資格は必要?
• 主なデザイン系の資格をご紹介
• まだAdobeソフトを持っていない方は
この記事を書いている私はグラフィックデザイナー歴約17年です。
現在はある会社でデザイナーとして、印刷物からWebまでやっています。
世の中にはさまざまなデザイン系の資格試験がありますよね。
これからグラフィックデザイナーを目指す人の中には、「就職活動のために資格を取ろうかな」と思っている人がいるかと思います。
この記事では、どんなデザイン系の資格があって、どういった人が資格を取ったほうがいいのかをご紹介したいと思いますので、参考になれば嬉しいです。
グラフィックデザイナーになるために資格は必要なのか?
まずは結論から。
グラフィックデザイナーになるために資格は取る必要なしです。
ただし、未経験からグラフィックデザイナーを目指すなら、就職活動の際にアピール材料になるので取ってもいいと思います。
グラフィックデザイナーは、机上の知識より、実際の現場での経験値や知識のほうがよっぽど大切です。現場で働いているデザイナーは、資格なんて気にもしていません。
しかし未経験からグラフィックデザイナーを目指すなら、知識やスキルの証明として資格を持っていてもいいのかなと思います。
就職活動の際に、この人は「資格を取るためにしっかり勉強をできる人」だと、アピール材料の1つになると思います。
主なデザイン系の資格をご紹介
グラフィックデザイナーになるために役に立つ、デザイン系の資格を4つご紹介します。
Illustrator®クリエイター能力検定
Illustrator®クリエイター能力検定とは、Adobe「Illustrator®」の活用能力を測定・評価する資格です。試験はエキスパートとスタンダードの2種類があります。
Illustratorはチラシやパンフレット、ポスターやロゴ、WEBデザインなど、さまざまな仕事で使います。未経験からグラフィックデザイナーを目指すなら、Illustratorの基本操作は覚えておきたいので、取得を考えてもいいと思います。
公式サイトhttps://www.sikaku.gr.jp/ns/il/
Photoshop®クリエイター能力検定
Photoshop®クリエイター能力検定とは、Adobe「Photoshop®」の活用能力を測定・評価する資格です。試験はエキスパートとスタンダードの2種類があります。
Photoshopもデザインの現場では必須のソフトです。主に画像の編集や加工、WEBデザインなどで使用します。PhotoshopもIllustrator同様、未経験からグラフィックデザイナーを目指すなら、基本操作ぐらいは覚えておきたいので、取得を目指してもいいと思います。
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/ns/il/
下記記事では、グラフィックデザイナーが実際の仕事で使用しているソフトを紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
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DTPエキスパート認証試験
DTPエキスパート認証試験とは、DTPに関連する業務をするための知識を問う資格です。「DTPエキスパート」「DTPエキスパート・マイスター」「DTPエキスパートからDTPエキスパート・マイスターへのアップグレード」の3種類があります。
「DTP(ディーティーピー)」とは、「Desktop Publishing(デスクトップ パブリッシング)」の略であり、パソコン上で印刷物のデータを制作することです。
グラフィックデザイナーはデザインだけすればいいわけではなく、印刷の基礎知識やコンピュータ関連の知識も必要です。未経験からグラフィックデザイナーを目指すなら、DTPエキスパート認証試験の資格は、間違いなく就職活動の際にアピール材料になると思います。
公式サイトhttps://www.jagat.or.jp/cat5/dtp
色彩検定
色彩検定とは、文部科学省の認定を受けた、色の基礎から配色技法まで、色彩に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。1級、2級、3級、UC(ユニバーサルカラー)級の4種類があります。
デザインする上で、色のことは避けて通れません。配色を考える時は感性も大事ですが、理論に基づいた配色の知識や技術を持っていれば、説得力のある配色ができます。
まだAdobeソフトを持っていない方は
資格の勉強をしたいけど、まだAdobeソフトを持っていない方は、Adobeソフトを購入しなければなりませんよね。
これから購入を検討している方は、損をするので正規で購入するのはやめましょう。
Adobeソフトを学割でお得に買うことができる方法があります。
デジタルハリウッドのAdobeマスター講座なら、Adobeソフトが特別価格で買え、しかもAdobeソフトの基礎も学べるので、資格の勉強もできてお得です。
Illustrator、Photoshop以外にも、ページ数が多い印刷物をつくるときに使用するInDesignやWEBのコーディングで使用するDreamweaver などの基礎も学べます。
気になる方はチェックしてみてください。
>>デジタルハリウッド|Adobeマスター講座まとめ:未経験からグラフィックデザイナーを目指すなら資格取得を考えてOK
最初にもいいましたが、グラフィックデザイナーになるために資格は取る必要なしです。ただし、未経験からグラフィックデザイナーを目指すなら、就職活動の際にアピール材料の1つになるので、取ってもいいんじゃないかなと思います。
資格はあくまでも、持っていないより持っていたほうがいいよねというレベルです。なのであまり「資格を取らなきゃ」と考え過ぎないことが大切です。
デザイナーの就職活動は、ほぼポートフォリオで決まりますから。
未経験からグラフィックデザイナーを目指すには?
正直、資格を取るために勉強するより、実際の現場で実務を経験したほうが、早く知識が身につくし、成長スピードが違います。
しかし未経験から会社に就職してグラフィックデザイナーになるのは、かなり厳しい道のりです。
未経験からグラフィックデザイナーを目指す方が知っておくべきことをまとめてありますので、下記記事もご覧ください。
>>【結論】未経験からでもグラフィックデザイナーになれます【1年間は我慢】
というわけで、今回は以上です。
ではまた!